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健康レポート第60回、61回で説明しましたように、虫歯の原因菌と歯周病の原因菌は、棲みつく場所、性格に違いがあるため、主として虫歯の予防を目的とするか歯周病の予防を目的とするかによって多少ブラッシングのしかたも違ってきます。
前回は主に虫歯の予防を目的にしたものを紹介しましたが、今回は歯周病の予防を目的にしたものを紹介いたします。
歯周ポケットに棲んでいる歯周病菌を減らすのが目的ですので、磨くところは主に歯と歯茎の境目になります。
図のように、歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目を清掃できるように当てて、軽く振動させるようにします。この時歯ブラシを振動させる圧力が強いと歯茎が後退(歯肉退縮)しますので注意してください。
歯と歯の間は汚れが溜まりやすいところなので、補助具(健康レポート第50、51、52回)を使用してください。
ブラシの毛の先端が歯周ポケットに入りやすいように工夫されている歯ブラシもあります。そのような歯ブラシを使用する時には、意識して歯周ポケットに毛先を入れるようなつもりで振動させて清掃してください。
炎症が強く歯茎が出血しやすかったり腫れている場合には、極力柔らかいブラシを使用してください。
歯垢の成熟について健康レポート第61回で説明しましたように、きれいに清掃された歯面に歯周病の原因菌が生えてくるまでは何日かかかりますので、一日に一回きちんときれいに磨ければ、それで充分です。