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健康レポート

健康レポート第23回 
『お母さんとお母さんになられる方のための歯の基礎知識(3)』

小さいお子さんのむし歯予防について
『虫歯菌はどこから来るの?』

むし歯の原因となる細菌(むし歯菌)はどこから来るのでしょうか?

出産直後のお子さんのお口の中には、まだ虫歯菌は棲みついていません。歯が生えてくるようになって、だんだんと出現してきます。保護者(お母さん)の方が使うスプーンやはしなどを介して、保護者の方の虫歯菌がお子さんに移ってくると考えられています。

そのため、保護者の方が虫歯になりやすいと、お子さんも虫歯になりやすくなります。強い虫歯菌がお子さんに移るためです。

お子さんの虫歯を予防するためには、保護者の方が、ご自分のお口の中を清潔に保ち、虫歯菌の活動を抑えることが必要です。特に虫歯になりやすかったり、虫歯が多い方は、注意が必要です。歯科医院を受診して、PMTCのような虫歯菌を除去するような処置をされることをお勧めします。

このPMTCという方法は、歯ブラシではきれいにできない歯の汚れを効率よく除去する方法です。当医院では、デンタルエステとしてしております。また、キシリトール(健康レポート第1回)の併用もお勧めします。

―PMTCについて―

歯科医院、歯科衛生士の専門家が、専用の器具とフッ化物入りのペーストを使用して、歯を清掃する方法で、北欧でシステム化され、広く世界に普及している方法です。

歯の表面は、歯ブラシでは落とすことが出来ない汚れがあり、細菌がバイオフィルムを形成しています。このバイオフィルムは、薬剤なども効果が及ばないような状態になっており、多種多様な細菌が複雑に絡み合って生活しています。

このような細菌バイオフィルムを効率よく除去する方法がPMTCと呼ばれる方法です。

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