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健康レポート

健康レポート第24回
『お母さんとお母さんになられる方のための歯の基礎知識(4)』

小さいお子さんのむし歯予防について
『子供の歯が虫歯になりやすい理由』

子供の歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)に比べて、一般に虫歯になりやすいといわれています。その理由は、歯の表面を覆っている固い成分であるエナメル質が、大人の歯に比べて薄いため、虫歯の進行が早くなってしまう事です。

また、子供は、成長のために栄養の補給が必要なので、間食が多くなります。そのため、食べ物に歯が接している時間が長くなることも理由の一つです。

さらに、子供は自分では十分に歯を磨くことができないことも理由の一つとして挙げられます。

また、一般に寝ている時間には、お口の中の細菌の活動が活発になることが知られています。子供は大人に比べて寝ている時間が長いので、虫歯菌の活動の時間も長くなり、虫歯になりやすくなります。

このような理由で、子供の歯は、虫歯になりやすいので、保護者の方が、十分に注意をしてあげる必要があります。必ず、仕上げ磨きや、歯の状態の観察を怠らないであげてください。

子供の歯は、大人の歯に生え変わるのだから、虫歯になってもかまわないという考えは間違いです。

子供の歯の虫歯が重症になると、顎の骨の中で成長している大人の歯に悪い影響を及ぼす事があります。

また、子供の歯は、大人の歯が生え変わるため場所を保つという働きもあります。そのため、子供の歯が大きな虫歯になったりすると、大人の歯の生えてくる場所が狭くなり、歯ならびに悪い影響を与えることがあります。

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