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健康レポート

第11回 虫歯にならないために(5)

『子供の歯の虫歯予防』

乳歯は、永久歯に比べて、歯の表面を覆っているエナメル質という固い歯質が薄いため、虫歯になりやすく、進行も速いことが知られています。

また、大人に比べて充分に歯を磨くことも出来ないこと、間食なども多いことが虫歯を作りやすい原因となっています。

@食べたらすぐに歯を磨く習慣Aだらだらと間食しない習慣B定期的な歯科検診をうけて、予防や早期治療を受けることが大切です。

また、健康レポート第1回2回で説明しましたフッ素やキシリトールの利用も効果的です。

『6歳臼歯の虫歯予防について』

特に、6歳ぐらいで生えてくる奥歯の永久歯(6歳臼歯)は、一生を通じて一番かむ力の強い歯で、噛み合わせや、歯並びの中心としても大事な歯ですが、虫歯になりやすい歯ですので注意が必要です。

この歯は、乳歯の一番奥に生えてくるため歯磨きが上手にできずに、また、生えてきたときは未熟なために、非常に虫歯になりやすい歯です。

予防方法としては

@歯磨き(突っ込み磨き)
6歳臼歯は奥のほうに生えており歯ブラシの毛先が入りにくいので、奥へ突っ込むようにして磨いてください。
Aフッ素塗布
歯科医院で定期的なフッ素塗布。また、フッ素の含有されている歯磨剤(歯科医院専用)の利用。
Bシーラント
歯科医院での虫歯予防法です。6歳臼歯の虫歯になりやすい、噛み合わせの深い溝をフッ素の含まれたものでコーティングすることで予防します。