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歯は、食べ物を噛み砕き、消化吸収を助ける働きをするだけではありません。
よく噛むことは、その他に健康レポート第78回でも説明させていただいたように、発がん性物質の作用を弱めること。
唾液の分泌を促すことにより、初期の虫歯の修復をしたり、虫歯になりにくくなるような唾液の緩衝作用を強めること。
噛む筋肉の刺激により大脳の働きを高めること。
噛む筋肉を発達させること、そしてそれが運動能力の向上とも密接に関係していることです。
さらに乳歯では、実は、後から生えてくる永久歯のためのナビゲーターの働きもあります。乳歯は、また永久歯に生え変わるのだから、虫歯になっても構わないとは考えないで下さい。
乳歯が永久歯のナビゲーターというのはどういうことでしょうか?実は、乳歯がきちんと生えていることは、後から生えてくる永久歯が、またきちんと生えてくるための場所を確保しているという働きがあるのです。
乳歯が虫歯などで、早くに喪失してしまうと、周囲の歯や対顎の歯がこの乳歯の失われた空所に向かい移動してくるために、後から生えてくる永久歯の場所が狭くなり、きれいに生えられなくなり、歯並びが悪くなってしまうということがおこります。
大きな虫歯が乳歯にできると、同様に周囲の歯が大きな虫歯の穴に向かって移動してくるためにやはり歯並びが悪くなってしまします。
また、乳歯の生えている顎の中で永久歯は成長していますので、大きな虫歯で、顎にまで虫歯の感染が進むと、その乳歯の下にいる永久歯の成長に悪い影響を及ぼす可能性もあります。
このように、乳歯はまた永久歯に生え変わるので、虫歯になっても構わないわけではありません。