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フッ素(フッ化物)の虫歯の予防の効果については、良く知られています。
特に、先進国における虫歯の急速な減少の要因として最も高く評価されているのが、フッ素(フッ化物)配合の歯磨き剤の普及だといわれています。 フッ素(フッ化物)が虫歯を予防するメカニズムとしては、次の様に考えられています。
フッ素(フッ化物)が歯の表面の構造のエナメル質に取り込まれることで、歯の構造が強化され、虫歯菌の作りだした酸に溶けにくい強い歯になるためと考えられています。
虫歯菌の作る酸が虫歯の原因であることは前回(健康レポート第96回)説明させていただきました。
また、フッ素(フッ化物)には、酸で侵された歯の表面に働き、唾液の中にあるカルシュウムやリン酸の様な石灰質が歯の表面に吸着される再石灰化を促して、初期の虫歯の修復に働きます。前回の説明の再石灰化(前回の図のBを参考にして下さい)を参考にして下さい。
生えたばかりの歯は、フッ素(フッ化物)を取り込みやすく、虫歯の予防に効果的です。乳歯の萌出期、永久歯への交換期などがその時期です。
また、年齢とともに歯根(歯の根)が露出してくると、そこの部位から虫歯になりやすいのですが、その様な虫歯の予防にも効果的です。
フッ素(フッ化物)の歯の表面への塗布は、歯科医院で行っています。
また歯磨き剤に配合されているフッ素(フッ化物)の利用に際しては、フッ素(フッ化物)の配合量が少なくいものは効果が低いので、配合量の確認も大切です。