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口臭については以前、健康レポート第4回に説明させていただきました。今回は、もう少し詳しく書かせていただきます。
口臭の原因の主なものは、舌の表面の舌苔といわれる、舌の表面の苔の様な汚れです。その他に虫歯や汚れた入れ歯、被せや詰め物の周囲から新たな虫歯になっている時も口臭の原因になります。
口は、鼻の領域や消化器ともつながっているために、鼻の領域の疾患や消化器の疾患でも現れることがあります。
また糖尿では、尿や息が特徴的な刺激のある臭いをすることがあり、口臭の原因となることがあります。口の中以外に原因の有る場合には、専門の先生に診ていただく必要があります。
ここでは、口の中に口臭の原因の有る場合について説明させていただきます。
口の中に原因の有る場合は、主に口の中に棲む、ある種の細菌が作り出す臭いの有る物質が原因となります。このような細菌は、主に舌苔(写真-1)といわれる舌の表面の苔の様な所に棲んでいます。これが、口臭の一番の原因と考えられています。口臭予防のためには、この舌苔を清掃することが大切です。
舌苔の清掃の方法ですが、舌を清掃する舌ブラシなどを使用して、奥から前に引き出すようにして、数回軽く汚れをかきだします。
やさしく引き出してください、舌の表面の粘膜は繊細なので、強くしたり、頻回にすると舌の粘膜を傷めます。写真-2は舌を清掃しているところです。
それ以外に歯の清掃、虫歯の治療などももちろん大切です。
入れ歯は多孔質な材料よりできていますので、汚れが吸着しやすく、清潔にしていないと口臭の原因となります。専用のクリーナー(入歯洗浄剤)などで清掃することをお勧めします。
口臭予防のスプレーやガムや洗口剤などもありますが、これらの物には、臭いをペパーミントなどの香りで隠す物で、口臭の原因を除去するものでないので、一時的に外出したり、人前に出る時には便利ですが、根本的な解決にはなりません。