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健康レポート

健康レポート第87回 『電動歯ブラシの使用法について(1)』

健康レポート第5回で説明しましたが、電動歯ブラシが普及してきています。
電気の量販店で多くの電動歯ブラシが販売されていますが、どれを選んで、どのように使用したらよいか不明なことが多いと思います。
店員さんに勧められても、店員さんは専門家ではないので、疑問は残ると思います。

まず、良い製品で、適切に使用すれば、歯垢の除去は効率的にできると思いますが。不適切な製品を使用したり、不適切な使用をすると歯や歯茎に悪い影響を及ぼします。

器具の選び方についてですが、まず、外国の製品は、日本人の歯にあったブラシの形態でなく、保持するグリップの形態も日本人向きでない物があります。なるべくご自分のお口や歯の大きさにあった製品を選択されることをお勧めします。
外国メーカーの製品などは、大きすぎたり、使いにくい物が多いようです。外国のメーカーでも、改良をしてきているところもあります。

次に、ブラシの振動の形式ですが、ただ回転したり、振動したりするだけの製品もありますが、音波の振動や超音波の振動をも利用して清掃をする製品もあります。
前者に比べて、後者は音波や超音波を利用する点で、歯ブラシ毛先の接触だけによる清掃でないため、正しく使用すれば更に効率的に歯垢除去ができます。そのような製品は、音波ブラシまたは超音波ブラシであることの記載が説明書にあると思います。

更に、ブラシの形態が幾つか選択でき、歯と歯の間や一番奥の歯の奥側の磨きにくいところでも磨けるように工夫されているような製品が好ましいと思います。

ブラッシング時には、軽く歯面に当てる様にして、そのまま少しずつ移動させていきます。奥の歯から前の歯にブラシを引くように動かします。 普通の歯ブラシのように、手で磨かないようにしてください。
電動ブラシの振動は一分間に数千回から三万回ぐらいにもなりますので、歯面に強く当てたり、普通の歯ブラシのように磨くと、歯を摩耗させたり、歯茎を傷めたりします。あくまで、歯面に軽く当てて、少しずつ移動するようにするだけです。

例えば、順番を決めて、例えば、図のように順に移動させていけば良いでしょう。まず@歯の外側の面A歯の噛み合わせの部分B歯の内側の面と順番に、上顎の左右、下顎の左右というように。

歯の摩耗を防ぐために、電動歯ブラシ専用の歯磨剤も開発されています。研磨剤による、歯の摩耗を防ぐため、研磨剤の粒子の細かい物を含んでいます。