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健康レポート

健康レポート44回 『口臭について(2)』

健康レポート第4回で口臭について説明させていただきましたが、今回は、口臭予防対策の製品がいろいろ発売されていますので、それについて説明させていただきます。

口臭は、お口の中に棲む一部の細菌が主な原因となります。この原因となる細菌は、タンパク質などを分解するときに、不快な臭いとなる物質を作り出します。これが口臭の原因となります。

お口の中で細菌の多いところは、歯の表面の歯垢舌の表面の舌苔です。歯垢については、これまでも何回か説明させていただきましたが、舌苔というのは、舌の表面の苔むしたような状態のところをいいます。

舌の表面には凹凸があり、ここに食べかすや、粘膜の剥がれ落ちたものがたまりやすく、細菌も棲みやすい環境になっています。

舌の表面がちょうど苔むしたような状態になっているので、舌苔といわれます。特にこの舌苔が、口臭と関係が深いといわれています。

この舌苔の清掃をするための用具として、舌ブラシ等があります。次の写真のように舌の表面にこの舌ブラシを軽く当てて前に引き出すようにして汚れを取り除きます。

舌を痛めないように、軽くやさしく汚れを取り除いて下さい。頻回な使用は舌を痛めますので注意して下さい。

次に、口臭予防の洗口剤もあります。薬用成分で口臭の原因となる細菌の活動を抑制するもので、お出かけの前などに利用するとさわやかな状態が維持できるでしょう。

香料の香りで口臭を抑えるのは、本質的な改善にはなりません。お口の中を清潔にするよう心がける事が大切です。

またお口の中以外に原因がある事もあります。たとえば、お口とつながっている胃腸の病気鼻の病気、また、糖尿病ではケトン臭という特殊な臭いが症状の一つとして現れます。