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健康レポート

健康レポート第32回 『歯の機能と全身の健康について(4)』

噛み合せと運動能力について
 

強い力を出すときには、奥歯を食いしばるということは、良くご存知のことと思います。上下の歯をしっかりと噛み合せることが、強い筋力を得るためには大切なことのようです。

実は、強い筋力だけでなく、噛み合せは、運動能力にも関係しているといわれています。カール・ルイス選手は、世界記録に挑戦する直前に噛み合せを整えたとも言われているようです。

噛み合せや、噛む筋肉を調整することで、強い筋力や、ジャンプ力、走る力などの運動能力に変化が現れることも知られています。

小学校や中学校で、噛む力と走る、ボールを投げる、走り幅跳び、懸垂などの運動能力との関係を調べた結果によると、噛む力の強い者ほどそれぞれの運動能力が優れているという結果が出ているようです。

現在では、噛み合せと運動能力の関係は、スポーツ歯学という分野で研究されるようになってきています。

噛む力が強いほど運動能力が良くなる

噛み合せは、単に食物を噛み砕き、消化吸収という役割だけでなく、体の機能にもいろいろと関係しているわけです。とても大切なものです。

かみ合わせが悪いと、肩こりなどの原因にも

また噛み合せは、その他に姿勢、バランス感覚、などとも関係していることが知られています。そのため、噛み合せが悪いと、いろいろの障害が出ることがあります。その例として、肩こり、腰痛、頭痛、歩行困難などがあげられます。

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