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健康レポート

健康レポート第29回 『歯の機能と全身の健康について(1)』

『よく噛んで咀嚼することの大切さ』

食べ物を良く噛んで咀嚼することは、消化吸収を助けて、栄養を取るというだけでなく、全身の健康とも密接に関係しています。

たとえば、最近の研究では、肥満や糖尿病が咀嚼の習慣と関係していることが、明らかになってきました。これは、血液中の糖の濃度を調節しているインスリンというホルモンの分泌や、このインスリンの働きを阻害すること(インスリン抵抗性)が咀嚼の状態により影響を受けるというものです。

子供の時期に柔らかいハンバーグやスナック菓子を好んで食べるような習慣を付けてしまうと、よく噛んで咀嚼するという習慣がなくなり、肥満や糖尿になる可能性が出てくるというものです。

また、唾液には発ガン物質の除去効果があるといわれています。よく噛むことは、唾液と食物をよく混ぜることで、発がん物質の毒性を減弱させることにもなります。また、よく噛むことは、顎の発育にも大切です。

顎の発育、発ガン物質の除去

さらにまた、噛む刺激が大脳の神経を刺激し、記憶、認識、思考、判断力などを高めるとも知られています。 ストレスの解消にも、咬むことが関係していることが知られております。

このように、よく噛んで咀嚼するということは、とても大切なことです。次回から、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

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