第13回 歯周病について（2）

�U　歯周病の原因について

歯周病は、歯垢（歯の表面に付着している汚れ）の中に棲みついている歯周病菌によって引き起こされる感染症であることを、前回お話ししました。

感染症なので、歯周病になるかならないか、歯周病が進むか進まないかは、歯周病菌の感染力と体の持っている歯周病菌に対する抵抗力（免疫力）との力関係がどちらに傾いているかで決まります。

歯周病の原因となる歯周病菌は、歯垢の中でも、歯茎の際や、歯周ポケットの中の歯垢に棲みついています。

その歯垢の量が多く、歯周病の病原性の強い、いわゆる悪玉菌の多い人は、歯周病になりやすいわけです。

また、歯周病菌に対する抵抗力の弱い（免疫力の弱い）人は、歯周病になりやすいわけです。

生まれつきの免疫力以外でも、栄養の偏った食事をしていたり、喫煙の習慣があったり、ストレスが多いなどは、免疫力を弱める原因となりますので、やはり歯周病になりやすくなります。

仕事が変わってストレスがたまったり、身内の不幸などで急に歯周病が進むこともあります。

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