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健康レポート

第12回 歯周病について(1)

T 歯周病ってどんな病気でしょうか?

初期の症状は、歯肉が赤く腫れたり、歯を磨くときに出血するという程度ですが、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、歯がぐらぐらしたり、歯茎から膿が出てくる病気です。最終的には歯が抜けてしまいます。

この歯周病は、歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯周病菌は、歯の表面の汚れである歯垢の中に棲んでいます。

日本人の成人の約8割が、歯周病にかかっているといわれています。初期には、自覚症状があまりなく、症状がでてから歯科医院を受診したときには、すでにかなり進行した状態になってしまっていることがあります。

歯周病の原因は、歯垢の中の歯周病菌ですが、体質や喫煙、ストレスといった生活習慣も関係しています。歯茎のきわに付着した歯垢の中の歯周病菌の刺激で、歯と歯茎の間に歯周ポケットという溝ができてきます。(図-2)

この溝が深くなると、歯ブラシでの清掃では中の汚れを取り除くことが困難になります。そして、この深い溝の中で、歯周病菌が繁殖して、歯を支えている骨(歯槽骨)などの組織を破壊していきます。これが、歯周病の進行です。

喫煙、ストレスといった免疫力を弱める生活習慣は、歯周病菌に対する抵抗力を弱めるため、歯周病にかかりやすくなります。

次回から、詳しくご説明していきます。→健康レポート第13回へ