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健康レポート

第7回 虫歯にならないために (1)

1.虫歯のメカニズム

虫歯の原因となるのは、お口の中の細菌です。いわゆる虫歯菌といわれるもので、ミュータンス菌がその代表です。

この細菌は、砂糖などの糖を食べて、酸を排泄します。その酸によって、歯の硬い成分が溶けてしまうのが虫歯です。この虫歯菌は歯の表面の歯垢と呼ばれる汚れの中に棲みついています。

歯垢の中の虫歯菌が糖から酸を作り、虫歯になる

次のグラフは、砂糖でうがいをした後、歯垢の中に酸のできる時間を調べたものです。グラフの下へ行くほど酸性が強くなります。斜線の部分は虫歯になる酸の強さです。

砂糖でうがいをした直後短時間で酸ができてくるのが分かります。この酸から歯を守るためには、食後すぐに歯を磨くことが大切なことが分かります。

虫歯は、虫歯菌が砂糖のような糖を食べて、酸を作り、その酸で歯の硬い組織が解(溶)けて、破壊される現象ですが、歯の質の強さ、歯を守ろうとする力(唾液の質など)、食習慣、虫歯菌の強さにも左右されます。

虫歯の原因

次回からもう少し詳しく説明しましょう。→健康レポート第8回へ