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健康レポート

歯と健康の基礎知識 117回
『がん治療とお口のトラブル(3) お口の保湿について

前回は、口の中を清潔に保つことについて説明させて頂きました。
今回は、口の中を保湿すること、痛みを和らげることについて説明させて頂きます。

抗がん剤や放射線治療を行うと、唾液腺の働きが弱くなり口の中が乾燥しやすく、粘膜に傷ができやすくなることがあります。そのため、口の中を湿らせることも大切です。

うがいするときは、刺激の少ないうがい液を使用してください。
イソジンは、刺激が強いので控えて下さい。
治療を担当されている医師の処方されたものが一番ですが、それ以外では、アズノールうがい液などがあります。
また、生理食塩水や市販の刺激の少ないうがい液なども使用できます。

うがいする時には、ぐちゅぐちゅ・ガラガラうがいは、粘膜を傷つけやすいので、口の中全体にうがい液がいきわたるようにしてください。
口に含んだら、前後左右に顔を傾けて、うがい液が口の中に移動するようにし、舌を浮き上がらせて舌の下側にいきわたるようしてください。30秒ぐらい口に含んでいて、そのあとゆっくりと吐き出して下さい。

唇などは、白色ワセリンアズノール軟膏などを綿棒などで軽く広げるように塗布してください。
もし歯や入れ歯に尖っているところがある場合には、歯科医院で丸めてもらって下さい。

痛みが強いときには、痛み止めや痛み止めの入ったうがい液を処方してもらって下さい。