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健康レポート

歯と健康の基礎知識 第114回 『マスクの基本について』

今回は、歯科とは少し離れますが、マスクの使用上の基礎知識を掲載させていただきます。
オリンピックの開催のため、外国より大勢の人が来られ、そのためデルタ株が持ち込まれ、急速に東京から地方に広がり、大変な危機的状況となっております。

日常生活で、身を守るためには、口・鼻・目及び傷口からのウイルスの侵入を防ぐことが必要となります。日常生活で、マスクの着用、手洗い、3密(密集、密接、密閉)を避けることが必要なことは、ご理解いただいていると思います。
ここでは、マスクの基本的な使用方法について説明したいと思います。

一般的に不織布のマスクが予防の上では大切です。
通常の不織布マスクは、何層かになっており、表側は、耐水性で血液などの浸透を防ぐ様になっており、その次に細菌やウイルスの飛沫、花粉などを防ぐフィルターがあり、さらに一番内側の面は皮膚などに接する面のため肌触りの良い材質で作られていることが一般的です。
フィルターは、材質により、どの程度細菌やウイルスの飛沫などを防ぐかで大切な役割を持っています。

・BFE 細菌(約3μm)のろ過効率(%)
・VFE ウイルス飛沫捕集効率(%)
・PFE 微粒子(0.1μm)のろ過効率(%)

以上の数値がどのくらいあるかでフィルターの性能が示されます。
PFEはウイルスの単体(飛沫核)などが対象となりますので、この値の高いものを使用されるのがよいと思われます。

  1. 装着方法としては、まず表面と裏面を確かめて、マスクの上下を確認します。ノーズピースという鼻の形を合わせる物がついている方が上側です。
  2. 顔に当て、紐を両耳にかけて、ノーズピースを鼻に合わせ、鼻とマスクに隙間ができないようにします。
  3. プリーツ(ひだ)を伸ばして、顔にフィットさせます。顎まですっぽりと覆います。鼻だしマスクは厳禁です。