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今回は、糖尿病についての基礎知識とお口の健康について、
少し詳しくお話ししたいと思います。
皆さんは、糖尿病は予防が非常に効果の期待できる疾患だということを
ご存知でしょうか?また、日本の人口のどのくらいの人が、
糖尿病に罹患しているか、ご存知でしょうか?
実は、1000万人の人が糖尿病を強く疑われ、さらに、
1000万人の人がその可能性を否定できない状態だそうです。
すなわち、予備群を含め2000万人の人が糖尿病と闘わなければならない
状況になっています。実に日本の人口の2割に当たります。
糖尿病は、血糖値が高いという病気ではなく、
進行すると三大合併症と言って目の網膜、腎臓、神経に症状が
出てくる疾患で、その他動脈硬化などによる心臓循環器の疾患なども
起こりやすくなります。
三大疾患のうちの糖尿による腎臓障害についてみてみましょう。
腎臓は、血液の浄化をする他に血圧調整、骨の健康維持など
いろいろな役割を担っています。この腎臓障害が進むと、
透析療法が必要となってきます。
人工透析というのは大変な治療だということはご存じだと思います。
次のグラフは、腎臓の透析療法を受けるようになった原因の
疾患を
調べたものですが、1983年には慢性糸球体腎炎の方が多かったのに、
現在では、糖尿病による腎臓疾患が一番多く、年々増加している
ことが解ります。
特に健診で、境界型と判定されたならば、糖尿病でなくて良かったと
思うのではなく、境界型のうちに正常の状態に改善することが大切です。
糖尿病予備群から糖尿病、そして人工透析、循環器障害という
重症にならないようにすることが大切なことはお分かりと思います。