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健康レポート

健康レポート第94回 『薬の服用と歯科治療について』

特に高齢者の方は、いろいろな疾患で薬を服用されていることと思いますが、全身的な疾患なのために歯科治療が制限されたり、利用されている薬剤によって歯科治療が制限されることがあります。

姿勢の悪さは、顎にも影響します。例えば、骨粗鬆症の治療に用いられている薬の中には、抜歯などの顎の骨に侵襲的な処置をすると、顎の骨の壊死がおこる可能性があることが知られております。

また、心臓血管系の治療の一環として利用されている薬の中には、血液が固まらないようにする薬があり、抜歯などの処置をするには、考慮をする必要があります。

人工透析の患者さんは、血液が固まると透析ができないので、やはり血液が固まらないようにする薬を利用されています。

また、服用されている薬と歯科治療上の必要性から利用する薬が相互作用をするため、薬の選択時に考慮しなければならないことも有ります。
例えば、歯科で良く用いられる痛み止めの中には、内科などで感染予防で用いられるある種の抗菌剤と相互作用を起こし、痙攣発作を誘発する可能性があることが知られています。

このように、他科で利用されている薬で、歯科治療が制限されたり、治療や薬の選択を考慮しなければならないことがありますので、歯科を受診する場合には、必ず利用されている薬を知らせください。