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健康レポート

健康レポート第83回 『歯の変色について(4) ホワイトニング』

歯の変色または着色を漂白剤を用いて科学的に白くする方法が、ホワイトニングといわれるものです。

歯を削るようなことなく白い歯が得られる方法です。漂白剤を使用するため、歯の状態によってはできない場合もあります。
また、歯の神経(歯髄)が生きている状態と、そうでない状態でも方法が違ってきます。

一般に、歯の神経が生きている状態の歯に行う漂白方法をホワイトニングと呼んでいます。
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うホームホワイトニングがあります。

ホワイトニングは全ての歯に行えるものではなく、歯の状態により行えないこともあります。
例えば、テトラサイクリンという薬剤を使用したことによる変色、歯の治療に用いられる金属により起こる変色、歯の表面の質の異常によるものなどは、ホワイトニングが行えないことがあります。
また、漂白剤の刺激で歯に異常が出る可能性のあるような歯質の場合にも同様に行えません。
ホワイトニングについての簡単な説明が、ホームページの左のほうにあるMENUのホワイトニングのページにも掲載されています。ご参照ください。

オフィスホワイトニングは歯科医院で行いますので、効果が高いですが、それでも歯の状態により効果がなかなかでないこともあります。

1回のホワイトニングの時間は、前処置を含めて1時間半ぐらいになります(当医院の場合)。通常上顎か下顎かどちらか一方のみを行います。
1回のホワイトニングでは効果は得られません。3回くらい通院するのが一般的です。上下両方の前歯をすると、合計で6回くらいになります。

ホームホワイトニングはご自宅でするわけですが、薬剤を入れて歯に使用する容器は、歯にぴったりと合ったものを使用しなければなりません。

そのため、歯科医院で歯の型を取り、歯に合った容器を作る必要があります。
また、薬剤の使用方法についての説明も必要となりますので、全てがご自宅でというわけではありません。
使用に際してもきちんと使用方法を守らなくてはなりません。気軽にできそうですが、自己管理が大変重要になります。

また、オフィスホワイトニングに用いる薬剤とホームホワイトニングに用いる薬剤では種類が異なるために、多少ホワイトニングの効果も異なります。