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健康レポート

健康レポート第67回『お母さんとお母さんになられる方のための歯の基礎知識(10)』

『6歳臼歯の萌出について』

今回は、6歳ぐらいで生えてくる永久歯の奥歯について説明します。

6歳臼歯といわれ、乳歯の奥に生えてくる永久歯の大臼歯で、一番かむ働きが大きく、かみ合わせや歯並びの基準になる歯です。
しかし、生えてくるときは未熟で虫歯になりやすい状態で生えてきます。
1年から2年かけてしっかりした大人の歯に成熟します。それまでに、虫歯になりやすいので注意が必要です。

6歳臼歯が虫歯になりやすい原因は、

  1. 乳歯の奥で、一番奥から生えてくるため、気が付きにくく仕上げ磨きでも磨きにくいことがあげられます。
  2. また、生え出してから完全に生えるまでに長い期間がかかるため、低い状態で汚れが溜まりやすいこと。
  3. 石灰化の未熟な状態で生えてくるため、虫歯になりやすいこと。特に、完全に生えていなくても虫歯になります。
以上の点があげられます。
この頃になられたら、乳歯の奥を注意して6歳臼歯が生えてくるかどうか気をつけていてください。
お子さんの小さな口の中なので、見落としやすいので注意してください。

また歯磨きの仕方としては、他の乳歯よりも低いため歯ブラシの毛先が届きにくいので、図のようにお口横のほうから磨くようにしてください。
生えかけの状態でも虫歯になりやすいので注意してください。