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健康レポート

健康レポート55回 『虫歯になりやすい歯面(永久歯)』

今回は、虫歯になりやすい歯の面について説明します。虫歯予防のためのブラッシングの際に、その点を考慮していただけると良いと思います。
今回は永久歯について、説明させていただきます。

虫歯になりやすいのは、@歯の噛み合わせの面の溝(図1-1) A歯と歯の間の歯の面(図1-2) B歯と歯茎の境目の歯の面(図1-3)です。
これらの歯の面は、歯垢(歯の表面に付着した汚れで、8割は細菌の塊です)が溜まりやすいため、虫歯になりやすいのです。

虫歯になりやすい歯の面

また上の奥歯では、頬側の面がブラシが入る隙間が狭いため、磨き残しができやすく、虫歯になりやすいです。
また下の奥歯では、内側(舌のある側)が、人により気持ち悪いところなので歯垢が残りやすく、虫歯になりやすいとされています。(図2)

また、お年をとると、一般に歯茎が後退して、歯の根が露出してきます。この歯の根の部分は歯の表面を覆っているエナメル質という硬い結晶質がないため、虫歯になりやすいので注意が必要です。
これらの部分は丁寧に時間をかけて清掃して下さい。(図3)

汚れの落としにくいところ、歯の根の露出部