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健康レポート

健康レポート53回 『義歯清掃用の歯ブラシについて』

今回は歯ブラシではありませんが、入れ歯をきれいにする、義歯清掃用のブラシについて説明します。

入れ歯は、複雑な形態をしており、食べ物の残りなどが付着し、不潔になりやすいものです。
汚れたままにしていると、汚れの中の細菌などにより、粘膜の病気になることがありますし、残っている歯の虫歯や歯周病を進める原因にもなります。

また、口臭などの不快感の原因にもなりますし、入れ歯が合わなくなる原因にもなります。そのために、入れ歯は清潔に保つ必要があります。例えば総入れ歯では、歯の付け根の部分や内面に汚れが付着しやすく、また部分入れ歯では、歯の留め金などの複雑な構造に汚れが付着しやすいものです。

写真-1は、入れ歯清掃用のブラシです。毛先がやわらかく入れ歯にキズが付きにくく、入れ歯の内面や複雑な形をした留め金などが清掃しやすく工夫されています。

写真-1

入れ歯の内面の溝状のところや(写真-2)、留め金の複雑な構造(写真-3)の清掃についての写真です。

写真-2 写真-3

ただし、ブラシで磨くときに、強く磨くと摩耗したりキズがついたりしてしまいます。丁寧に磨いて汚れを除いて下さい。歯磨き粉のような研磨剤の入っているものを使用すると、摩耗やキズが加速してしまいますので、使用しないでください。摩耗すると入れ歯が合わなくなります。