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健康レポート

健康レポート49回 『歯ブラシの選び方、使い方(1)』

歯ブラシの選び方 その1

虫歯や歯周病などは、お口の中の細菌が起こす病気ですので、その細菌を除去することが大切です。歯磨きは、良い用具を選んで上手に使う事が大切です。
今回は、歯ブラシを選ぶにあたっての注意事項を説明させていただきます。

歯ブラシの各部の名称を下に示します。

年齢別にまず説明いたします。

(1)乳幼児期

仕上げ磨き用の歯ブラシ
保護者の方が仕上げ磨きをしてあげる歯ブラシです。@ヘッドが小さく、 A大人がペングリップで持ちやすいこと、 B口の中を観察しながら磨けるようにネックの細いものがよいでしょう。 仕上げ磨き用の歯ブラシとして作られているものがあります。

乳幼児用の歯ブラシ
対象年齢などが通常記載されていますのでそれを参考にしてください。

(2)学童期(低学年)

永久歯が生えてきます。なかでも6歳臼歯といわれる大きな大人の歯が奥の方に生えてきます。この歯は、生えてきたときには虫歯になりやすい未熟な状態ですので、虫歯にならないように注意が必要です。

また奥のほうなので不潔になりやすく虫歯になりやすい歯です。予防のポイントもこの歯が中心になります。乳幼児期の歯ブラシに比べてヘッドが長く、かみ合わせの面にブラシがきちんと当たることが大切です。

(3)学童期(高学年)から中学生

色々な歯の面を清潔にできるようなブラシが必要です。6歳臼歯の奥にさらに大臼歯が生えてくると、それにも対応できるのが必要です。一般成人用の歯ブラシよりは小さめです。

(4)高齢者

お口の粘膜が弱くなっている方は、歯ブラシで粘膜を傷めることがありますので、やわらかめのブラシがよいと思われます。