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暑い日が続いています。冷たいものがどうしても欲しい季節です。清涼飲料やスポーツドリンクに手が出てしまうものです。でも、少し考えてみていただきたいことがあります。
水分補給のためには、スポーツドリンクは、優れた飲料です。水分の吸収効率もよく、汗で失われたミネラルの供給もできます。疲労回復の効果もあるようです。
しかし、意外と多量の糖分が含まれています。成分表示で、果糖ブドウ糖液糖と表示されていることが多い物質は、でんぷんを人工的に分解して作られた糖分です。(砂糖は、口の中の酵素によりブドウ糖と果糖に分解されます。特に果糖は、砂糖より甘さが強いといわれています。)この果糖ブドウ糖液糖は虫歯菌が利用して虫歯を作る原料となります。
清涼飲料やスポーツドリンクの500mlのペットボトルには、コーヒーなどに入れるスティックシュガーに換算して数本分もの糖分が入っているとのことです。意外と糖分の取りすぎになってしまうことに注意が必要です。
糖分は、虫歯の原因の一つです。特に、口の渇いた状態では、口の中の唾液が少ないため、唾液の緩衝作用(歯を虫歯から守る力として、健康レポート第7回から9回でご説明しました)が働きにくく、虫歯の危険が増します。また最近では、果糖(果糖ブドウ糖液糖の成分の一つ)は糖尿病との関係も示唆されています。
このように、清涼飲料やスポーツドリンクは、便利なものですが、使い方を考えて利用したいものです。