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歯周病について、健康レポート第12〜18回まで説明をしてきました。今回はその予防と進行抑制について説明したいと思います。
歯周病はこれまで説明してきましたように、歯周病菌による感染症です。感染源である歯周病菌を除去することと、歯周病菌に対する抵抗力を持つことが大切です。
まず、歯周病菌をお口の中から出来るだけ除去することについて説明します。歯周病菌は、歯面に付着した歯垢の中に棲んでいます。
歯科医院で歯垢を染色して、歯磨き指導を受けられた方は、歯磨きは大変で、磨き残しがたくさんあることを体験されたことと思います。
歯面は凸凹してますし、思うようになかなか歯垢は取れないものです。歯ブラシだけでは、十分な清掃が出来ないところは補助ブラシが必要にもなります。
特に、歯周病菌は歯周ポケットの中に棲みついていますので、ここの清掃が大切です。しかし、ご家庭での歯磨きでは、この歯周ポケットの中の清掃は十分にできません。ご自分での清掃(セルフケア)には限界があります。
そのため、歯科医院での清掃(プロのケア)も必要になってきます。歯科医院で、清掃の状態のチェックをたまに受けるのも大切かと思います。ご自分での口腔清掃(セルフケア)と定期的な歯科医院での清掃と清掃指導(プロのケア)をお勧めします。
次に、歯周病菌に対する抵抗力についてですが、健康レポート第13回で説明しましたように、体の持っている免疫力を弱めるようなことが、歯周病菌に対する抵抗力を減弱します。
ストレス、喫煙がそれに当たります。過労、睡眠不足、食生活の乱れなども問題です。
全身の健康と歯周病については、健康レポート第15回に説明させていただきましたが、お口の健康は全身の健康と密接に関係していることを思い出していただきたいと思います。