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健康レポート

第17回 『歯周病と心臓や血管の病気の関係について』

動脈硬化や心筋梗塞、狭心症などは、高血圧、高コレステロール、喫煙などが危険因子とされてきましたが、それ以外に、お口の中の細菌がその原因の一つとして注目されてきています。

歯周ポケット内の細菌が血液中に入る→心臓や血管壁に付着→動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、心内膜炎など

お口の中は、細菌がたくさん棲んでいます。特に歯周ポケット内で増えた細菌が、歯周ポケット周囲の炎症性の組織から血液の中に入り、全身に広がることがあります。

通常は、入り込んだ細菌は、体の持つ免疫作用により排除されます。しかし、心臓の弁に障害があると、血液の流れがスムーズでないため、心臓の内膜に住み着き心内膜炎を引き起こすことがあります。

またこれらの細菌が血管壁に付着すると、それがもとで動脈硬化の原因になったり、血栓が出来、特に心臓の周囲の冠動脈を詰まらせると、心筋梗塞や狭心症の原因になることも考えられます。